今年こそ、株で利益が出るようになりたいものです。毎年損ばかりですから・・・
そのため、マーケット(相場)の動きについて事前に傾向がわかれば、集中的に投資して、利益を出したいですよね。
アノマリー現象
マーケット(相場)の動きは合理的な説明ができない現象があり、「アノマリー(Anomaly)現象」と言われる現象があるようです。
アノマリー現象とは、効率的市場仮説では説明のつかない証券価格の変則性であり、明確な理論や根拠があるわけではないが、当たっているかもしれないとされる相場の経験則や現象です。
たとえば、「1月効果」、「5月に売り逃げろ」、「曜日効果」、「モメンタム効果」、「リターン・リバーサル」、「低PER効果」、「小型株効果」などがあるようです。
1月効果
「1月は株価が上がりやすい」といった季節性のアノマリーです。1月の収益率が他の月よりも高くなりやすい現象のことをいう。
理由としては、年末までに税金対策としての売られますが、年明けには新たに投資資金が市場に流入するためと考えられます。
また、「1月の値動きが、その後1年間の値動きを左右する」といった見方もあり、1月の相場状況には何かと注目しておくことが大切と考えられます。大型株に比べて小型株が上昇しやすいともいわれている。
米国株では他の月と比べて1月の投資収益率が高い傾向があるようです。
検証
1月の日経平均株価の傾向
1991~2019年の1月の日経平均株価の始値と終値を調べてみました。29年分です。
その結果、終値が始値より高くなったのは13年に対して、終値が始値より低くなったのは16年という結果となりました。
アノマリー現象「1月は株価が上がりやすい」らしいのですが、月単位で確認すると、始値よりの終値の方が安くなる傾向があるようです。
日付 | 始値 | 終値 |
2019年1月 | 19,655.13 | 20,773.49 |
2018年1月 | 23,073.73 | 23,098.29 |
2017年1月 | 19,298.68 | 19,041.34 |
2016年1月 | 18,818.58 | 17,518.30 |
2015年1月 | 17,325.68 | 17,674.39 |
2014年1月 | 16,147.54 | 14,914.53 |
2013年1月 | 10,604.50 | 11,138.66 |
2012年1月 | 8,549.54 | 8,802.51 |
2011年1月 | 10,352.19 | 10,237.92 |
2010年1月 | 10,609.34 | 10,198.04 |
2009年1月 | 8,991.21 | 7,994.05 |
2008年1月 | 15,155.73 | 13,592.47 |
2007年1月 | 17,322.50 | 17,383.42 |
2006年1月 | 16,294.65 | 16,649.82 |
2005年1月 | 11,458.27 | 11,387.59 |
2004年1月 | 10,787.83 | 10,783.61 |
2003年1月 | 8,669.89 | 8,339.94 |
2002年1月 | 10,631 | 9,997.80 |
2001年1月 | 13,898.09 | 13,843.55 |
2000年1月 | 18,937.45 | 19,539.70 |
1999年1月 | 13,779.05 | 14,499.25 |
1998年1月 | 15,268.93 | 16,628.47 |
1997年1月 | 19,364.24 | 18,330.01 |
1996年1月 | 19,945.68 | 20,812.74 |
1995年1月 | 19,724.76 | 18,649.82 |
1994年1月 | 17,421.64 | 20,229.12 |
1993年1月 | 16,980.23 | 17,023.78 |
1992年1月 | 23,030.66 | 22,023.05 |
1991年1月 | 23,827.48 | 23,293.14 |
まとめ
「アノマリー現象」の1月現象は、1991~2019年の1月の日経平均株価を確認しましたが、確認できませんでした。
明確な理論や根拠があるわけではない相場の経験則や現象ですので、何となく上がっているかもという感じなのかもしれせん。
しかし、調査結果から考えると、2月への持越しは危険そうですね。
注意:投資は自己責任です。本情報やアノマリーに紛わされるのではなく、自分で投資情報を吟味し、決断をしましょう!!
DMM株