2000年の日経平均株価推移 平成不況の真っ只中、ITバブルの崩壊
2000年3月10日、通信関連銘柄が多いNASDAQのナスダック総合指数は、取引時間中に1年前の2倍以上となる高値5132.52を付けました。「ドットコム・バブル(ITバブル)」と呼ばれるIT関連銘柄の人気が頂点に達した瞬間です。
しかしその後、連邦準備制度理事会の米ドル利上げを契機に株価は急落し、ITバブルが崩壊します。それによりアメリカ経済は減速を始め、2001年1-3月期から3期連続でマイナス成長を記録しました。
その影響は日本にも波及し、2000年4月に2万円台に乗せていた日経平均株価は同年12月には1万3000円台まで下落しました。
2000年の雇用・失業情勢は、完全失業率が、過去最高となった前年と同水準の4.7%となるなど依然として厳しい状況が続きました。