2002年の日経平均株価推移 平成不況の終わりといざなみ景気の始まり

日経平均株価推移
日経平均株価推移

 2002年(平成14年)の日経平均株価推移です。

 2000年(平成12年)12月から2002年(平成14年)5月までの17か月間(第13循環の後退期)まで続いた『第3次平成不況(ITバブル崩壊、デフレ不況)』が終了しました。

 その後、2002年(平成14年)2月から2008年(平成20年)2月まで、73カ月間まで景気が拡大した『いざなみ景気』が続きます。

 この『いざなみ景気』は、主に小泉政権下の長期にわたる記録的な好景気でしたが、好景気期間は長いものの実質GDP成長率は2%前後と伸び悩み、賃金の上昇率は頭打ちで個人消費は拡大せず、好景気(豊かさ)の実感に乏しく、リーマンショックにより終わりました。

 戦後の景気循環で「第14循環の拡張期」にあたり、いざなぎ景気(57カ月)を抜いて最長の景気拡大期となったことから、日本神話に記された男神(いざなぎ)・女神(いざなみ)による国産みの伝説にちなんで「いざなみ景気」と命名されました。

 しかし、完全失業率は高水準で推移し、2002年平均では5.4%となりました。
東京商工リサーチによると、2002年は多くの上場企業(計200社)が希望・早期退職募集し、総募集人数は3万9732人で、2000年以降で最多となりました。

 また、一方、日経平均株価は、2002年3月に1万1千円台を回復しましたが、 5月以降は下落し、10月には8千円台になりました。

日経平均株価

 日経平均株価は、年初の1月4日に10,871.49円、年末に8,578.95円(-1,963.67円、-18.63%)。安値は11月14日の8,303.39円、高値は5月23日の11,979.85円をつけました。
 6月以降、日経平均株価はITバブルの崩壊にともない、急落し続けました。

大きな値動き

2002年の日経平均株価の乱高下・暴落の件数です。

対前日の値幅率+2%以上は23回、値幅率-2%以上は31回発生しました。
対前日の値幅率+3%以上は10回、値幅率-3%以上は6回発生しました。
対前日の値幅率+4%以上は2回、値幅率-4%以上は1回発生しました。

値幅率±3%以上

 対前日の値幅率±3%以上の大きな値動きです。

 1月4日の大納会に前日比+328.87円(+3.12%)上昇しました。

 2月21日に前日比+461.29(+4.69%)上昇、2月27日に前日比+370.46(+3.63%)上昇、3月4日に前日比+638.22(+5.90%)上昇しました。

 6月19日に前日比-363.75円(-3.36%)下落、6月26日に前日比-422.11円(-4.02%)下落、6月28日に前日比+360.24(+3.51%)上昇しました。

 7月26日に前日比-338.88円(-3.41%)下落、7月30日に前日比+337.05(+3.49%)上昇、8月7日に前日比+333.38(+3.51%)上昇しました。

 9月3日に前日比-304.59円(-3.20%)下落、9月17日に前日比+302.01(+3.27%)上昇しました。

 10月7日に前日比-339.55円(-3.76%)下落、10月15日に前日比+307.12(+3.60%)上昇、10月22日に前日比-289.02円(-3.22%)下落しました。

 11月28日に前日比+300.90(+3.39%)上昇しました。

主な出来事

社会

 マイクロソフトが家庭用ゲーム機「Xbox」を日本国内で発売しました。

 サッカー・ワールドカップが日本と韓国で共同開催、日本も決勝トーナメントに進出し、ベスト16に。東大名誉教授の小柴昌俊さんと、民間企業の田中耕一さんが、それぞれノーベル物理学賞と化学賞を受賞しました。

 住民基本台帳ネットワーク開始され、北朝鮮に拉致された日本人5人が帰国しました。

経済

 三和銀行と東海銀行が合併してUFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)が発足し、さらに、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行の分割・合併にして旧みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が誕生した。

 雪印牛肉偽装事件が起き、中部銀行が破綻しました。

政治

 小泉首相が、日本の首相として史上初めて、朝鮮民主主義人民共和国を訪問し、日朝首脳会談で、北朝鮮の金正日総書記が、日本人拉致問題を公式に認めました。

海外

 欧州連合でユーロ紙幣とユーロ硬貨の流通が開始されました。

インドネシアのバリ島で爆弾テロ事件「バリ島爆弾テロ事件 」が起こり、ロシアのモスクワで劇場が占拠される事件「モスクワ劇場占拠事件」が起こりました。

 アルゼンチン政府が世界銀行向け債務の不履行(デフォルト)を発表しました。

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