2020年になってから、関東地方で地震が頻発してるようですね。2019年も災害など多かったですし、今年も何か災害があるのではと心配です。
そこで過去の地震による火災保険金の支払いから被害状況、保険の加入状況を確認してみました。
地震保険による保険金の支払い
日本損害保険協会の資料によると、これまで、支払保険金が最も多かったのは、平成23年東北地方太平洋沖地震の1兆2,833億円です。
次に平成28年熊本地震の3,859億円、2018年大阪府北部を震源とする地震の1,072億円、平成7年兵庫県南部地震(1995年阪神・淡路大震災)の783億円、平成30年北海道胆振東部地震の387億円です。

平成23年東北地方太平洋沖地震が一番被害が大きかったのは納得ですね。しかし、1995年阪神・淡路大震災が783億円なのは意外です。
20年以上も前のことですが、かなり大きな地震だったと記憶しています。
しかしも、平成28年熊本地震よりも、さらに2018年大阪府北部を震源とする地震よりも地震保険による保険金の支払いが少ないことがわかりました。
日本損害保険協会の資料などによると2018年の大阪府北部の地震の支払件数144,029件、支払保険金約1,072億円であり、一方、1995年の阪神・淡路大震災での支払件数は約65,000件、支払保険金は約783億円とのことです。
地震保険の加入件数
日本損害保険協会の資料によると、1995年の地震保険加入率の全国平均は11.6%で、2018年度の地震保険の加入率は全国平均が32.2%です。
当時、1995年の阪神・淡路大震災の際は、TVなどで地震保険の未加入者が多く、復旧に時間がかかっているというニュースを耳にした覚えがあります。

まとめ
阪神・淡路大震災の前年の1994年の地震保険加入率9.0%であり、阪神・淡路大震災により加入者が増加したと思われます。
また、平成23年東北地方太平洋沖地震(2011年)の加入率は26%だったのに対して、2018年の加入率は32.2%となっています。年々増えており、地震に対する備えがしっかりしてきているようです。
また、阪神・淡路大震災の時、火災保険を受け取ろうとした被災者が、地震保険が未加入であることを理由に断られています。それによって、火災保険への付帯率もだいぶ上がっているように思えます。
私もマンションを保有していますが、地震保険も火災保険も加入しています。それが普通だと思っていましたが、異なる結果となりました。
しかし、いくら備えているからと言って、地震は起きてほしくないですよね。