住宅の購入は人生のなかで、大きな買い物ですよね。きっと。。。大したこともない人もいるかもしれませんが、年収の数倍の住宅を購入しているかと思います。
払える金額、収入に似合った住宅を購入していると思いますが、一般の人は年収が幾らのときに、幾らの住宅を購入しているのでしょうか。
住宅等の購入時の平均年収
平成29年度 住宅市場動向調査 報告書によると、600万円を超えたときに住宅を購入していることがわかります。
初めての住宅等の購入時の平均年収
新築物件
新築物件においては、全国平均で年収670万円、三大都市圏で720万円の時に、注文住宅を購入しているようです。また、分譲戸建住宅では年収665万円、分譲マンションでは年収745万円のときに購入しているようです。
平均年収 | |
注文住宅(全国) | 670万円 |
注文住宅(三大都市圏) | 720万円 |
分譲戸建住宅 | 665万円 |
分譲マンション | 745万円 |
中古物件
また、中古物件では、新築物件よりも低い年収のときに、住宅やマンションを購入していることがわかります。
平均年収 | |
中古戸建住宅 | 616万円 |
中古マンション | 622万円 |
2件目以降の住宅等の購入時の平均年収
また、平成29年度 住宅市場動向調査 報告書に、2件目以降の住宅購入に関しても記載がありました。
それによると、2件目以降時の平均年収は、やはり、全ての種類の住宅において、初めての住宅等の購入する者より世帯年収が高いようです。当然と言えば当然ですよね。
単純に買換えもあると思いますは、2件目を所有している世帯もあるようです。現住居以外の住宅を所有している世帯は9.5%で、それらのうち「親族居住用」が59.1%と最も高く、次いで「貸家用」が29.3%となっています。
新築物件
平均年収 | |
注文住宅(全国) | 825万円 |
注文住宅(三大都市圏) | 774万円 |
分譲戸建住宅 | 870万円 |
分譲マンション | 1,013万円 |
中古物件
平均年収 | |
中古戸建住宅 | 833万円 |
中古マンション | 667万円 |
平均購入資金、頭金
購入資金に関しても、平成29年度 住宅市場動向調査 報告書に記載がありました。
新築物件
それによると、新築物件では、注文住宅(土地込み)で4,334 万円、建て替住宅で3,128 万円、分譲戸建住宅で3,840 万円、分譲マンションで4,192 万円の物件を購入しているようです。
意外と高いような気がしますが、如何でしょうか。
おそらく、自己資金比率(頭金)が比較的高いため、余裕があるのかと思います。自己資本比率が一番低い注文住宅(土地込み)で28.8%、一番高い建て替住宅で53.3%となっています。
頭金にすると、注文住宅(土地込み)では1,248万円、建て替住宅では1,667万円、分譲戸建住宅では1,014万円、分譲マンション1,794万円です。
平均購入資金 | 頭金 | 自己資金比率 | |
注文住宅(土地込み) | 4,334 万円 | 1,248 万円 | 28.8% |
建て替住宅 | 3,128 万円 | 1,667 万円 | 53.3% |
分譲戸建住宅 | 3,840 万円 | 1,014 万円 | 26.4% |
分譲マンション | 4,192 万円 | 1,794 万円 | 42.8% |
中古物件
また、中古物件では、新築物件よりも比較的低い購入資金となっています。
中古戸建住宅で2,857 万円、中古マンションで2,393 万円の物件を購入しているようです。
自己資本比率は中古戸建住宅で46.1%、中古マンションで51.3%です。
頭金にすると中古戸建住宅で1,317万円、中古マンションで1,228万円です。
平均購入資金 | 頭金 | 自己資金比率 | |
中古戸建住宅 | 2,857 万円 | 1,317 万円 | 50% |
中古マンション | 2,393 万円 | 1,288 万円 | 50% |
まとめ
平均年収は、620~750万円の時に、住宅・マンション等を購入しているようです。
購入資金は、新築物件で3,200~4,400万円、中古物件で2,400~2,900万円です。
自己資金比率は購入物件によって異なるようですが、頭金は1,200~1,500万円ほどです。