株価が長期間にわたって下落し続けて安値圏に到達したとき、「陽の極線(コマ)」が現れると、「強気の保ち合い」と推測されます。
特に「長めの陰線」のあとに現れる「陽の極線(コマ)」を「明けの明星」といいます。
このシグナルが現れたら、これからの相場が明るくなることを明示しています。
下落相場においても十字線が現れると一時的にでも上昇傾向があるようです。
そのため、一時的なこともありますが、底値付近でこの「陽の極線」が現れたら、相場は反転する可能性が高く、買いシグナルと見てもよいでしょう。
「明けの明星」は、酒田五法の三川のパターンの一つで、「明けの明星」を「三川明けの明星」と呼ぶときもあります。
ちなみに三川にはいくつかのパターンがあり、大暴落した次の日に少し値を戻しさらに急反発すれば「三川明けの明星」、急上昇した次の日に上昇が鈍化し大きく下落すれば「三川宵の明星」となります。